需要と供給がつり合わない職種だといってもいいかもしれません。

臨床検査技師の就職

臨床検査技師を目指して猛勉強中の方なら、臨床検査技師の就職状況というのは何となくお分かりになっていると思います。
単刀直入にいってしまうと、臨床検査技師の就職というものは厳しくなっているのが現状だといいます。
なぜかというと、新卒でイチからノウハウを教え込んで育てるよりも、臨床検査の経験者を安く雇った方がメリットが高いと考えている医療機関はかなり多いといいます。
そして追い討ちをかけるように、検査を行うということが病院自体でも少なくなってきているのも就職先が少ない一つの理由になるのではないでしょうか。
検査というのは外注にお願いする病院が増えていることから外注先に就職した方の中には、ノルマなどがあってキツイといった意見もあるそうです。
もちろん、新卒を募集する医療機関や企業もありますが、同じ医療関係の仕事でも臨床検査技師というのは厳しいものがあるといいます。
ということは、募集がかかった場合は倍率も必然的に高くなるということになります。
また、一度就職するとなかなか退職する方がいないといいますから、需要と供給がつり合わない職種だといってもいいかもしれません。臨床検査技師の国家試験に合格できた後が勝負ですから、臨床検査技師を目指している方は、がんばって欲しいと思います。

臨床検査技師国家試験問題注解（2011年版）改訂版